半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

2017

そして、ほどなくして年は明けました。おめでとうございます。

かまぼこと三つ葉だけは用意して、あとは冷蔵庫にあるものだけで出汁も取らずに、即席お雑煮を作ってみたけど、なんだか華やかさに欠けた。味付けも良く言えば優しく、ボケっとしていて、最初お湯飲んでるみたいって思ったほど。
誤魔化せないなぁ。色々足したのに。
と言いつつも、各所から頂いたつきたてのお餅が美味しいので毎朝お雑煮おかわり!して、すっかりお正月満喫。相変わらず、食欲=元気印、わかりやすい。

そう、お義母さんの作るお雑煮がまぁ美味しくて、毎年挨拶がてらウキウキ食べに行くのだが、今年も圧倒的に美味しかった。迎えた年の数だけ、年季の入った確かな味。上品とも違うけど、思い出す味。あの味出したい。
せめて形からと、寿の文字の入ったなるとやケチらず筍も入れて、まずは真似てみよう。

新年早々、地元の友達と新年会をした。
20代前半の頃は月一で集まるほど仲のよかったグループも、女子たちの出産ラッシュを期に、集まる回数は徐々に減り、年に一回、誰かがストレスを叫んでは、みんなでよいしょと重い腰を上げる感じにおさまってる。今回もギリギリになって、決まったっけ。

私は女子たちの出産ラッシュにだいぶ出遅れているので、男子たちとはなんだかそこらの居酒屋でよく顔を合わしては、ゲスい話を聞かされて来たが。

そんなわけで、話はやれ子供が生まれた、3人目?!、やれ結婚した、やれ離婚した、と四方八方からぶっ飛んでやって来るのだ。
毎回何らかの爆弾を抱えてやってくる男子が、まいったよーの顔で、今夜もとぼとぼとつぶやき始めた。ボキャブラの高い彼の話はいつもみんなのいいつまみ。

が!
え?今何とおっしゃいました?君、私の夫だったっけ?
とツッコミたくなるほど、我が家と同じような嘘が、最近奥さんにバレたばかりだと言う。
以前なら腹を抱えてゲラゲラ笑えたが、まじで笑えないわ。。。
とりあえず容赦無く横腹を殴っていたわけで。


帰省中の奥さん1人を実家に残して、怒ってないのか問うと、今日はクレジットカードを渡して、思う存分買い物してくれーい!とアウトレットへ送り出したらしい。
10万くらい散財して勘弁して欲しいと嘆いてたが、それはどうかな?
やはり反省より、機嫌取りかね。やれやれ。

どこの家庭もほどほどに諦めていて、明らかに見ていて、大変参考になりました。

ガス代かかるけどね、グツグツ煮込んだ料理は、案外失敗知らずで美味しくなるわけ。
素材の味がぎゅーっと、いい感じに出る。それに比べて、まだまだ私は失敗ばかり。だいたいスパイスに頼り過ぎてるんだな。

何事もサジ加減だ、料理の腕同様、いい塩梅は難しい。
鍋に放って塩ひとつまみと素材の味だけで、美味しい味を出せたら、日々も楽に明るくなるのだろう。お義母さんの味を思い出した。

そんなわけで、正月休みの最終日に私もアウトレットへ連れて行ってもらった。

そうと決まると頭の中でファッションショーが始まり、着くや否や片っ端から試着しまくっていた。
なんとなく欲しかった服はイメージしてあったものの、結局なんにも買わなかったオチ。
なんか買い物が下手になった。相場と値踏みした10万くらいは余裕で使う意気込みだったのに。
夫からは何か買えばいいのにと再三言われたけど、そんなに欲しいものもないんだった。
こんな時くらいあれこれ欲しいと言う方が可愛いに決まってるっと、反省中。ま、可愛さアピってる場合じゃないけど。
例の男子の奥さんは何か買ったのだろうか?面識もないけれど、とびきり可愛いワンピースでも見つかってればいいなぁと思った。

最後にソニプラで、パッケージの可愛い赤いリップクリームを1つ買って、ほぼ同じ値段の駐車場代を払って、山を越え家に帰る、長いドライブになった。道中色々話して、話し過ぎて喧嘩腰になったり、笑ったり、私はそれで楽しかった。

さーて、明日からはまた仕事が始まるのか。いっちょ働くぞ!
今年もよろしくお願いします。



暮れてく日々

わざとらしいけど、年末年始はしおらしく過ごそうということになって、缶ビールを飲みながら、紅白と笑ってはいけないを交互にチャンネルを替えた。何年ぶりだろう。

数年前に年越しで取った熱海の宿は、確か一人3万円もしたのに料理も部屋もイマイチだったよねと、今更夫が言い出したので、結局天気も悪くて初日の出も見れなかったよねっと私は付け足した。誰に対するでもない悪口を共有し、笑い合った。

当時がっくり肩を落としたであろう苦い記憶すら、いいつまみになるのだから、過ぎてしまえば日々は愛おしいばかりだと思う。時間が解決してくれることは時間任せに放っておくのがいいんだって、何度学んでも忘れてしまう。

クリスマスも大晦日も家でのんびり、主に料理ばかりして過ごしていたら、案外楽しくて、こういう時間を忘れていたとことにぼんやりと気づく。

気まぐれでシェフりたがる夫にクリスマス、リクエストしたメニューはローストビーフとパエリア。思い通りにはいかなかったみたいだけど、ちゃんと美味しかったし、何より作ってばかりだから、作ってもらう料理ってそれだけで、嬉しいもの。美味しさもひいき目になり、はなまる満足でした。
冷蔵庫に眠り続ける高いシャンパンはいつなっても開けられず、結局この日も安いワインで乾杯。
その後、夫は無印で買っておいた小さなスポンジケーキに、生クリームをたっぷり塗って、デコペンで私の顔を似顔絵にし、満足そうに食べていた。
反省しているというより、機嫌取りに忙しそうな夫だ。やれやれ。


自粛ムードだったはずなのに、例年のように旅行へ行く予定もなかったので、なかば長期休暇を持て余してしまい、普段なかなか行かないショッピングモールでぶらぶらと時間を潰していたら、思いの外、財布の紐が緩んでいた。
お店のディスプレイは魅惑的だし、みんな楽しそう。私たちもスタバでグランデ!と、調子に乗る始末。


たまにはいいか。

きつく結び過ぎた私の財布の紐、絡まって解けないから、この際ちょん切っちゃえばいいかと思えた。
またがんばろう。何度でもやり直そう。

投げやりになるつもりはないけど、何だか吹っ切れた思いになるのは、やっぱり年の瀬の勢いかな。
そう「今年の汚れ今年のうちに」って、花王のあのCMのフレーズが、毎年頭に浮かぶ。気持ちよく新しい年を迎えたいもの。来年は新しいお財布を買おう。

いったん危機を乗り越えた?

付き合ってきた歴代の全彼氏から、勘弁してってなフラチな恋の黒い歴史まで、余すことなく知り尽くしている古くからの友人と、女三人水入らず、今年は温泉忘年会を開催した。
気づけば誰かが妊娠する前にと焦る、立派な年になっている。

夫の嘘発覚から間も無かったので、何だか気分はイマイチ乗らず。胸の奥につっかえた気持ちを持て余していた。
楽しいはずの旅行、こんな話もしたくなかったのだけど、夕食と温泉を無事終えて、部屋へ戻り、もう浴衣もはだけて極楽極楽だらしなーくお酒を注ぎ合っていたら、何だか込み上げてくる思いが。涙目。

酔いに任せて、ついペラペラと夫の嘘発覚からの一部始終を話していた。
そこで、肝のすわり過ぎている水商売で輝く友人から、ウィスキーロック片手に予期せぬお言葉を頂いた。
「あぁ、そんな話?よくあるよくある、〇〇さん(夫)もようやくポンコツ感出て来たじゃん!そのくらい、人間らしくっていいじゃない。」

え!うそーん!いいの?これで。
うわ、ポンコツー!まさにそれそれ。

そのポンコツの響きなら、何だか許せそうだと思ってしまった。夫はスーパーマンから見事愛くるしいゆるキャラに変貌を遂げたのか。
でも、ここは最低ー!信じられないー!ぎゃー!と来るはずじゃ…と、あとになって思ったけど。

女同士慰め合うでもなく、一見暗くなってしまいそうなこんな話を、こうやって笑い飛ばしてくれるのはありがたいし、頼もしく思った夜だった。多分2人とも忘れてるけど、話してよかった。

10代の頃と話す内容はすっかり変わってしまったけど、ガールズトークは、相変わらず何よりのエネルギーだ。

翌朝、ウィスキーロックな友人は絶対に起こさないでと言うので、友人とやや二日弱いの頭と体で朝の露天風呂にしっぽり浸かった。
「でも、ショックだったでしょう」の一言で、ほんとただショックだったんだよなぁって、それだけだったって顔に熱いお湯をかけた。それだけなのに、派手にこじらせたなぁと反省したし、そう言ってもらえ、安心もした。

ひと月ほど落ちに落ち込んでいたのがいよいよバカらしくなって来たわけで。
そもそも握り拳挙げて、ねじりハチマキ巻いて、裏切られたー!って騒ぐ気持ちは大袈裟だったのか?
いや、世のお金にまつわる夫婦の話をググりまくったけど、もう悲しいしえげつないし、顔も名前も知らないブロガーさんや知恵袋や小町の一言一言に、励まされたり、なんならお金貸したくなったし、
一緒に夫をYAH YAH YAHな気分にまで興奮したし、大袈裟じゃないと思ってるんだが。

でも、もうこれ以上大袈裟にしたくないとも思う。
これは私たち夫婦の通過儀礼なのか。それなら、通過してみよう。どうせ同じ道を通るなら、イライラばかりしたくない。野に咲く花でも愛でながら、とは行かなくとも。



後日、相棒と呼んでいる友人にもやっと話を聞いてもらい、これまたほんとに的確なアドバイスを頂き、冷静さも少し取り戻した。
また別の日には、もはや家族だと思っている友人とのファミレス定例会で顎が外れるほど、お互いの夫をYo!Yo!とDISり合い、気づけば別次元の話になっていた。

よく話した。エネルギーは満タンになった。大切なエネルギー、燃費よく年内を過ごそう。
またすぐにメソメソと悲劇のヒロインになってしまう日もあるだろう、その時はよろしくねって。

そんなわけで友達の存在にずいぶん救われ、なんとか踏ん張れそうだ。
でも、土台の部分は友達じゃなくて、ちゃんと夫の役目として一からしっかり築いて欲しいと思う。ゆるくていいからさ。その、期待しちゃう辺り、懲りてないのはお互いさまかな。

とりあえず夫をイジメるのも、ほどほどに、私は主婦として今日一日と、せめて明日一日くらいを、気持ちよく過ごしたいと、毎日心がけたい。


我が家に危機到来?

せっかく始めたブログを放置していたのにはワケがあって、夫の嘘が発覚したのだった。ぼろぼろと。
ざっくり控えめに言えば、お給料をずいぶんと誤魔化していたのだ。

この時ばかりはドラマのように床に倒れこんだよね。よくあるドラマのワンシーンもあながちオーバーではないのかも知れない。

何だか引っかかってたあれこれが、みるみるうちに繋がってく不快な感覚にゾッとした。

夫の給料だもの、好きにさせたれ!と言われてしまいそうだけど、我が家は私が管理することになっていた。
今年一年はとくに今や今後のお金に関しても、わりと大事なことを話し合って来たつもりだったのに、それなーりな顔して、実際は腹割って話し合ってくれてはいなかった。
妻がお金の管理をすることには、賛否あって、私自身もいろいろ思うこともあるが、そのことに納得いってないなら、ちゃんと話して欲しかった。

夫の気持ちがわからなくなった。

タッグを組んでいたと思っていた相手の腕はずいぶん遠くにあったようで。
夫よ、言っておく。金額の問題ではないのだよ。

と、まぁこの通り毎晩ムキムキーと涙を堪え、歯を食いしばっていた結果、放っておいた親知らずがガリッとかけたのだった。どんだけ食いしばったんだよ、なんとマヌケな話。
毎晩散々泣き腫らしたがんもどきみたいな顔が、そのまま怒涛の3週連続抜歯コースになり、ぷくぷくの肉まん面にまで膨れ上がっていったわけで。

そんな顔を見て、笑う夫。というか、告白してから、なんならスッキリしている夫。まったく。

私も悪かった。
夫をスーパーマンだと信じてやまず、おや?と思ったことも、愛さえあればと盲目になり過ぎてきた。
…結果がこれだ。
そんなわけで、ブログの方向性が見えなくなってしまった。暗い。いざ書き始めれば、悲劇のヒロインのよう、止まらない愚痴。

主婦のありふれた日常を、結婚生活を、面白おかしく、時にお茶目に綴りたかったのに。
あれ?でも、これいいネタなのか?なにせ夫の悪口ブログはいつでも人気らしい、世の中。


そんなこんなで、ここ1ヶ月は自分の喜怒哀楽に見事なまでに振り回され、自問自答を繰り返していた。

しつこいくらいにいちいち感傷的になったり、バカ笑いしたり、夫に暴言を吐いてみたり、言い過ぎたと落ち込んでみたり、やる気ゼロでコンビニ弁当の夕飯の日も続いたし、離婚の二文字さえさらっと頭によぎるのだから、まだまだもろい。夫婦ってなんだろう。お金ってなんだろう。

忘れてたわけではないけど、厄年だったことも、この年の瀬になり、より胸に突き刺さる。寒いなぁ。
33歳、さんざん、ほんと上手いこと言ってくれるよね。
さて、どんな風にブログを続けていこうか。

笑い合う家には福来る?

「私テレビ観ないんですよー」
って女が嫌いだって、芸人さんたちが口を揃えて言うてた。そらそうだ、テレビ出てる人だもん。商売上がったりだろう。で、まさしく私もそのタイプで。

友達から聞かれる昨日のアレ観た?
いいえ。
今回のドラマ何観てる?
何も。
弾まない会話には慣れてる。

出勤中につけておく車のテレビだけが、私がリアルタイムで観るテレビ番組だ。モーニングショーだ。
それでもちょっと知ったようなフリができるのは、長年のネットサーフィンで培った波乗り技術で、ヤフーのトップニュースやYouTubeのオモシロ動画などを駆使し、波から波へといいとこ取りしているからだ。それで十分こと足りてると思ってた。

別に忙しいわけでも、何でもない。
夫の帰りが遅すぎるなら、無音の部屋で過ごすより、いっそテレビでもつければいいのにと、自分でも思うけど、ざっくり言えばテレビのリモコンに触る習慣がない。あと、極端に貞子が怖い。そんで、あの小さなリモコンが部屋で行方不明。そもそも実家の自分の部屋にテレビはなかったし、居間のテレビのリモコンは親父の宝物だったから。

毛嫌いしてるわけじゃないけど、思春期ヘンテコな番組でごった返す中すくすくと育ったせいか、内心近頃のテレビは面白くないぜー!みたいな中年パンクロッカー装い、こっそり中指立ててたに違いはない。
早とちりか?のハテナすら、ネットはすこぶる楽しいし億劫になって再度検証することも早々に諦めた。

しかし、先日ひょんな話題から友人に、ごちゃごちゃ言わずにたまには夫婦一緒にテレビ観た方がいいよー!一緒に笑うといいよー!とバッサリ言われた。

日頃の生活を思い返すと、人並みにテレビを観る夫が、残業からがんばって帰ってきて、もうずいぶん遅い時間にふわっとつけた番組で、1日の苦労は1日にて足れりとケラケラ笑ってる。その少し離れた所で、私はねちねち波乗り。
突然、今のやばくない?みたいなことをフッと聞かれるんだけど、ごめん観てなかったみたいな、まぁ寒い返答しかできなくって、妙にシラけるんだった。
しかも、見逃したとなると気になるし、夫がその後必死に笑いをこらえながら伝えてくる説明はとにかく下手だし、なんかもう悔しくて、ちょっと音量うるさくない?とか言い出す始末。

しーーーん。
気づくといつの間にかテレビは消されてて、夫風呂へ消える。無音の部屋で独りすまんってなる。

うーん、そうだなぁー
ごちゃごちゃうるさい私だけど、たまには友人のアドバイスを素直に聞こう!
ようやく、そよ風気持ちいい波乗りをやめ、夫がケラケラよく笑う「アメトーク」を、いざ!テレビの目の前で、夫のぴったり隣で、更には正座で、真剣に観てみたわけだ。
コロコロなんちゃらのナダルさんって人の回だった。

結果、まぁそれは予想だにしない面白さで、ケラケラどころか、ゲホゲホ言うまで笑い転げ、号泣した。激しく畳を叩き、泣き崩れた。
見事同じ瞬間で昇天し、1時間の番組はあっという間に終わりを迎えた。興奮冷めやらぬまま、ベットに転がり込むも尚、笑いは止まらず。
あぁ、くだらない。なんてくだらないだ。暗い部屋で思い出し笑いともらい笑いをひとしきり繰り返し、コロコロ笑い疲れてぐっすり寝た。

あからさまに役に立つものにしか興味をもてない大人は、子どもからやりなおすべきである。と、どこかで聞いた言葉が頭に浮かんだ。
私は波乗りであからさまにいいとこ取りをしてるつもりだったけど、実は肝心のいいとこは何もすくえてなかったみたいだ。ハイタッチスレスレの興奮をふたりで手に取り、分かち合える!なんて気持ちいいんだ。快感。

そう、夫はよく笑う。しょーもないことで笑う。アイーンって言ったくらいで笑うから、たまにイラッとする。
たぶん全身笑いのツボだらけなのだ。だから、きっと眠る前に少しだけとつけたテレビで、今日の疲れを効果的なセルフマッサージで癒しているのだろう。それに比べて、私の凝り固まった厄介な笑いのツボはそう簡単にはほぐれてはくれないのだが。

そんな自分だけ気持ちいいツボ探しはやめて、これからはケラケラ声が聞こえたら、なるべく一緒にケラケラ気持ちよくなりたい。あわよくばあの昇天を一緒に味わいたい。まずはパソコンを閉じて、おとなしく隣に座ることから。
そのうちに全身ツボだらけになって、ふたりでアイーンって笑い合えたら最高だな。

夢の愛妻弁当

「今日のお弁当もまたハズレだったよー」
んーむ、聞こえない、聞こえない。ふり。

夫のお昼ごはんは会社で頼む1食290円の宅配弁当。独身時代からずっと。とにかく安い!
以前からあんまり美味しくないと聞いていたけど、近頃やたらとアピってくる。
後輩の愛妻弁当箱は大き過ぎるからあんなお腹になるんだと、文句を言ってみせたり、
暑くて食欲ないからサラダとか食べたいよねと、妙に健康思考なことを言い出したり、
今日のおかずはうどんだった、まいったよ、にはさすがにびっくりしたけど。白米のおかず、うどんか。ギクリ。

しかし、我が家の生活を考慮した上で、結婚当初からお弁当作りはしない方針を貫いてきた。強引な合意の下。
だって、週1ぷいっとサボった位で、やれコンビニ!やれ外食!で、余計に高くつきそうだし、何より早起き苦手だし、お弁当家庭で育ってないし、そもそもなんかお弁当ってハードル高い。自信ない。
安易に始めて、また挫折なんてこりごりだ。

しかし、夫の愚痴は止まらず。
おかずの半分は残したとか、揚げ物の油が古いのか最近胃が痛いとか。グサリ。
そう、夫がちゃんと食べてないのは嫌なのだ。

ある日、つい弾みで出てしまった、
私「お弁当作ろっか?」の聞こえないほど小さな一言に、
夫「え!いいの?嬉しい!お願い。」と即答。
私「げ?マジ?」の声は、もう彼の耳には届いていなかった。

わけで、意を決してお弁当作りを始めて、あっという間に半年が経った。
最初こそ冷凍食品を詰め込むだけのジャンキーなお弁当も、週末の作り置きにハマってからは、だいぶマシになって来た。そして、何よりこの作り置きが楽しい。
元々野菜をひたすら切る作業が好きで、ふだん料理をする時もスライサー等は一切使わず、包丁一本で千切りしまっくてきた。人一倍、手もよく切ってきたけど。

そう、作り置きの下準備は野菜をいっきに大量に切りまくることのできる、まぁなんといいストレス法だってこと!!!に気づいた。月に2回の作り置き日は早起きして、一心不乱にざくざくとんとん。清々しい。

不本意な始まりのお弁当作りも、今ではすっかり生活の一部になっている。
味を変え色を変え、日々試行錯誤。

新メニューを投入したお昼に、お弁当箱を開けた夫の顔を想像すれば、まぁやれないこともないなぁとニヤける。初の試みの炒飯弁当は当たった、麻婆春雨丼は残念ながらハズレみたい。

こうやって、我が家の生活も少しずつ変わっていくのか。不思議。

主婦業なめてた

家事は疎か、まともに一人暮らしすらしたことがない経歴が、何故か私の履歴書からすっぽり抜けたまま、主婦になった。

そう言えば、ほぼずっと実家で暮らしていたんだった。
それでも生粋の長女っ子よろしく、幼い頃から母の手伝いを率先してする娘だったと自負している節もあり、ふわふわにそれは甘く、やや強引におばあちゃんの知恵袋さながらな、新婚生活を人並み以上に夢見ていた。

儚くも、掲げた旗の高さにキリキリと音をあげ、いとも簡単に降参するまで、時間はかからなかったが。
理想は高すぎた。何より世間知らずだった。

あれは2年前のピチピチ弾ける新婚当初、惜しくも仕事は残業続きで帰宅は9時過ぎ~10時近くになる日々。比例して、しおらしくもちゃんと主婦したい欲はぐんぐん高まり切って、オーバーヒート寸前。
夫のごはんだけでもと、鬼の形相でクックパッドと睨めっこ、不慣れな料理は思うようにいかず、時間だけが無情にもかかる。そして、何か不味い。
今夜はお弁当でいいよと言ってくれる夫に八つ当たり、これこそ主婦よ、家計のためよ、とわけもわからず必死こいていた。

とにかく疲れていて食欲もなく、夫の夕飯が作り終わったと同時、自分は空きっ腹にビール一本キメて、朝を迎える。なんて日々を3ヶ月ほど続けていた。

そして、見事に8キロ痩せた。

いや、やつれた。友達にはあまりのゲッソリぷりにどこか体でも悪いのじゃないかと、聞くに聞けなかったのだと、後に言われる。
1キロ痩せただけでも、痩せた?痩せた?と聞いて回った私が、18才の頃の体重になりかけている、スーパー嬉しいはずのニュースにも、ほとんど気づけなかったのだ。

あれから2年が経ち、パートタイマーになり、戻らなくてよかった体重もしっかり戻し、生活にもやっと落ち着きが訪れ始めているこの頃。

その間色々なことを投げだしたり、拾ったり、右往左往して来たが、結局家事をつづけていたんだ。

無理しないでと言ってくれたのも、感謝してると言ってくれたのも、はたまたちゃんと掃除機かけてる?と聞いてくるのも、また夫だった。

まだまだ半人前なのだけど、今、主婦業の面白さを噛み締めてる。たまにペッとそこらに吐き出すけれど。
やらなくても暮らせることが多いからこそ、そして、やることが無限にあるからこそ、せっかくなら面白がりたい。

主婦には時給もなければ、給料も出ない。自分へのボーナスだって決め込んで、amazonの欲しいものリストをポチッちゃうことは極たまに、極秘であるのだけれど。

私の働きで夫の給料が直接的に上がるわけではないし、誰に褒めらるわけでもないし、何だか報われないし、明日は雨だし、髪の毛切っても気づいてもらえないし、スーパーで買ったお惣菜をコソコソお皿に盛り付けて出したら「これ作ったの?すごい美味しい」とか言われちゃうし。

だけど、ブロッコリーの茎だって無駄なく使えるようになったし、賞味期限なんて全然気にしなくなったし、目を閉じたままでも狭い我が家なら掃除機くらいおちゃのこさいさいな気がして来たし、図太くなったし柔らかくもなった。

主婦って思ってたよりずっと大変だったよ、母さん。

帰りの遅い夫を待つ日々の中で、何か面白いことはないかとアンテナを張り、疲れては閉じこもる。毎日はつづく。ちゃんとつづいてる。


そんな日々のあれこれ、趣味のこと、夫のこと、ロマンチックな夢、はたまた誰かの愚痴、

少し昔の話、遠い昔の話、今思っていること、今日のできごと、これからのこと、ずっと先のこと、暮らしにまつわる話を思いのままに書いていこうと思い、ブログを始めました。