半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

【12ヶ月】成長記録と母の戯言

・バイバイが上手になった。
散歩をすれば車に向かって、トイレへ行くだけの夫に向かって、リビングのドアのところまで行って振り返り私に向かって、テレビに向かって、ぬいぐるみに向かって、1日に何十回とバイバイをしまくる。

・人差し指をピンと張って、親指を立てて、矢印みたいな形で指差しができるようになった。

・車のおもちゃで遊ぶようになり、床に這わせて押して遊んでいる。車すきな夫が嬉しそうに、しまってあったチョロQを何台も出してきた。

・行こう、寝よう、終わりだよ、などのかけ声に、嫌な時はイヤイヤと首を振ったり、手をヒラヒラさせたりする。

・取り分けを少し始めたら、おとなが食べているものすべてに「私にも」と手を伸ばすようになった。あげられるものを少しでもあげるとすごく満足げ。ちょっと甘すぎるパンをあげたら、口に入れたものの速攻出した。

・毎日着替えとオムツ替えが、大暴れでめっちゃ大変になった。歯磨きはギャン泣き。

・立った状態で手を引いて歩くマネをさせようとするとしゃがみこむ。まだ歩きたくないんだな。

・夫や私が横になってテレビを観ていると、近づいて来てお腹の辺りにゴロンと入ってくる。

・昼寝は相変わらず午前と午後に1時間前後することが多いけど、朝が遅かったりするとお昼頃に1時間半~2時間寝て、夜まで起きている。寒くなったせいか、朝もなかなか起きない。

・「ママ」とだいぶはっきり言えるようになってきた。でも、認識は相変わらず「ごはん」のことのような気もする?続けて言っていると、間に「まんま」や「んまんま」も入るし。
加えて、最近パとかプもよく発音していて、どうやら「パパ」の練習をしている様子。混ざって、「パマ」とか言っていたり。

・人見知りが少し落ち着いたかな?

・便秘が続いて、とうとう病院へ。

・夜泣きとまでではないけど、夜中に何度か起きて、声をあげたり、泣いたり、うなされたりしている。腕枕すると落ち着く。

・くつ下を嫌がる。履かせるとつま先を引っ張ってぱぱっと脱いでしまう。まわりの子に比べると、暑がりな気もする。つい薄着気味になってる。

・洗濯物を干す時、カゴの中から服を渡して、手伝ってくれる。


新年早々、ひょんなことから口論になり、ひさしぶりに夫と喧嘩になった。
「(私の)負担を減らしたい」ってな、優しい台詞を、ほとんど喧嘩口調で言われて、なんだかハッとさせられた。
私、そんな疲れて見えるのかなぁって、ちょっとがっかり。

どうも夫に甘えてしまう癖が染みついてしまっているようだ。必要以上に疲れたアピールをしてしまっている、節は確かにありまくる。褒められたいとか、幼稚か。

思い返しても、妊娠中がひどくナーバスだったから、その流れを引きずって、彼なりに心配に思ってくれているのだろう。
当の本人は出産を機にいろいろ吹っ切れて、結構元気なつもりなんだけどな。むしろキャパ超えているのは夫の方なのかも。

そうだった、忘れていたわけではないけど、夫がそーんなに頼りになるしっかり者でないこと、よーく知っているのに。すまん。
あぁ、いかん、そんな気を回さなくていいように、度が過ぎる「疲れたアピール」は少し気をつけようと思った、正月だった。

ついでに言えば、この何年間、夫に何かにつけて「どう思う?」って聞き過ぎている気がする。
単純に意見を聞きたい時もあるけど、ただ単に責任を半分にしたい気持ちから出てしまう時もあって、家族ってそういうもんじゃんって言っちゃえばそんな気もするけど、自分で完結する力を無くしてしまうのは、非常にやばい!気が…。

今年はもう少し家庭のことも子育ても自分のことも、自分で決着つけて、スタミナつけてこうと思う。
よし、抱負ってことで、よろしく!

 

 

 

今年はよゐこの無人島0円生活観ながら〜

クリスマスや年末年始は幸せな人とそうでない人の差が大きくなるから嫌いだって、誰かがどこかで言っていて、なるほどなぁとは思ったものの、私は幸せだった時もそうでなかった時もあると思うけど、思い返しても、年末年始はいつも浮かれていた気がする。
嫌なこと忘れてしまおうって、要は忘年会か、お祭り女か。

とにかく冬が苦手。寒くて外へ出るのは無論、家の中に居たって動くことさえ嫌になるし、いちいち肩が凝る。服をいっぱい着るのも脱ぐのも面倒だし、お風呂に入る前、脱衣所で死にそうになる。

だけど、年末年始はすきなんだー。
夫が休みってのもやっぱり嬉しいもんだ。今年も寒いね。

さほど気にしてないくせに、しおらしく大掃除らしいことをしなくては!と、「今年の汚れ今年のうちに」なんて、呪文のように毎年唱えて、いつもの掃除よりちょっとやった気にさえなれば、もうこっちのもんだ。
ダラダラしまくって、うにゃうにゃ寝言みたいに今年を振り返ったり、来年をめっちゃポジティブに妄想したり、まぁそれもあんまりしてないけど。

我が家のメンバーに加わった娘は年末年始なんて関係ないから、通常モードでかき回してくれてます。
それでもそれなりに食っちゃ寝、食っちゃ寝している、今日は大晦日、あと30分もすれば新年だ。

特番って面白くないよねーとか言いながらも、寝っ転がって真夜中までテレビ付けっぱ、流しっぱで過ごすのも、この時期くらいのもんだ。
邪魔くさいからコタツも基本的には嫌いなんだけど、年末年始だけはレンタルできたらいいなぁと思う。

とは言っても、年が明ければ、両家に遊び行ったりなんだりで、三が日は一瞬で終わって、夫は仕事が始まっちゃうんだよね。
寝正月とはなかなかいかない。

そんなわけで、今年は気合いを抜いて、どっちからともなく年越しそばはどん兵衛でいっかってなって、年明けには夫の実家で美味しいお雑煮を食べられるから、作らなくていっかってなって、初詣は人が少なくなった頃に行こうかってことになった。
今日と明日だけはのんびり過ごせそうだ。

ありがとう、2018年〜

 

 

クリスマスの思い出

前夜祭の23日は私の両親とおじいちゃん、弟家族で集まって、家から歩いて行ける居酒屋へ出かけた。昔は地元飲みでもよく行った、なんだか居心地のいいお店なのだ。
居酒屋メニューから娘が食べられそうなザルに乗った冷奴を頼み、余ったらみんなで食べようと言っていたのに、半丁ほどあった豆腐を1人で平らげてしまった。これでごはんもしっかり食べるんだから、たいしたもんだよ。

姪っ子と甥っ子はサンタの衣装を着て来て、サンタさんらしい振る舞いをしてから、娘にプレゼントをくれた。うちも用意してあったのに着せてこなかったことを後悔。3人揃ってのサンタのコスチューム、さぞ可愛かっただろうに。
他のお客さんにもえらいウケていたし、年に一度だし、今だけだし、子どもは可愛いし、もうそうゆうのこれからはガンガンやっちゃおうかなって気になった。

帰宅後、おじいちゃんが買っておいてくれた華やかなクリスマスケーキをみんなで囲み、ハムハム食べた、賑やかな夜だった。


翌日のイブは家族3人で過ごした。
娘が昼寝をしている間に、急いで赤と緑の風船を大量に膨らまし(白もあったらよかった)、少しだけ部屋を飾り付け、プレゼントを出し、夫とキッチンに並び、せっせと夕飯の下ごしらえを。

嫌がる娘に、起きて早々サンタの服を着せ、(ごめん、どうしてもやりたかった)
今日遊べるようにと早速プレゼントを渡すと、わかっているのか、いないのか、とりあえず見たことないものに、なんだか嬉しそうな顔でパッと笑い、包装紙を夢中でビリビリ破り始めた。
一通りおもちゃでワーキャーして、あちこち飛んでゆく風船にもて遊ばれ、そんな様子を写真に撮りまくって、3人で寝転んでみたり、ソファの上で飛び跳ねていたら、もう外は真っ暗になって、さぁ!夕飯の時間だ。

イベントの時だけやたら腕を振るいたがる夫にリクエストしたパエリアとスペインスープにサラダ、近所のハンバーグ屋さんに頼んでおいたオードブル。
娘には豆腐のハンバーグとブロッコリーの芋もちと星やハート型にくり抜いたにんじんや枝豆やらをもりもりプレートに飾り、バナナとさつま芋の蒸しパンみたいなケーキも作った。大人もゆっくり食べたいし、すべて手づかみで食べれるものしたよ。これ、正解。

いつもと違うカラフルなごはんを目の前に、興奮気味な娘は、フライングで手を伸ばして、取れなくて、わんわん泣き出す、怒り出す。
いい感じの写真を撮ろうと思っていたけど、気づけばすでにぐちゃぐちゃ。もういいか。

ロクに食べないだろうと思っていたケーキにも、顔面ダイブな勢いで、予想を裏切るほど、クリームまみれになってくれた。作った甲斐があるね。

まだおもちゃをねだる年でもないしなぁなーんて、思っていたけど、町中に溢れるクリスマスムードにすっかりあおられ、気づけば気に入ったプレゼントをちょこちょこ買い、結局4つになってしまった。
仕掛けのある遊べる絵本を1冊と、夫婦ですきなヨシタケシンスケの絵本を1冊。歩けるようになったら外で使いたい地球儀のボールに、子どもが握れる平べったいちいさなクレヨン。
これに両家から、木製の大きなバスとおままごとの果物セット、弟家族からはおかあさんといっしょの音楽が流れる本。 

うん、いっぱいだなぁ。

1月生まれの娘には、来月にも誕生日プレゼントが待っているのか!
まだ用意していなくて、写真を撮りに行くのと、1歳半頃~から乗れる自転車を検討中。

この先、毎年つづくこのイベント騒ぎ、どうやっていこうかな~

結局バタバタしていた気もするけど、家族で過ごす初めてのクリスマスは、案外成功したんじゃないかと、私は満足している。この満足感が大事だ。親のエゴでもいいじゃないか。
来年はツリーも用意しよう。いっしょに飾り付けができたら楽しいな。じゃんじゃんやろう。

絵に描いたようななんてことのないクリスマスの思い出も、振り返った時には、きっと愛おしいんだろうな。

 

 

【11ヶ月】成長記録と母の戯言

毎晩、寝かしつける前までは、今夜こそ娘と一緒に寝てしまおうと思っているのに、娘の寝息を確認するや否や、絡みついた腕をするりと離して、そっと布団から抜け出す。私は私だけの時間がどうしても欲しい、ようだ。

夫が単身赴任中の友だちに聞けば、頼れる実家はまあまあ近くにあるのだけど、もう1人になりたいとか思わないと言っていた。
むしろ、その後に待っているいつもと違う子どもたちのテンションの後始末的なのことを想像すると、いつもの生活リズムを崩してまで、自分の時間は要らないと。

うむ、その悟りの境地には、まだまだ果てしなく程遠い。性格の問題もあるけどさ。

そんなわけで、すっげー眠いけど、今夜も抜き足差し足忍び足。布団から抜け出し、本を開き、スマホをいじるよ、私。


以下、成長記録

・これが本気の後追いか?同じ部屋に居ても、私がちょっと席を立とうとするだけで泣き出す。TV観る時も膝の上。

・これが本気の人見知りか?知らない人に至近距離で話しかけられるとへの字眉になって、泣き出す。とくに大人。知ってる顔でも慣れるまで時間がかかる。

・その割には同じ1歳くらいの子どもには強気。ガン見したりちょっかい出して泣かすことも。

・遊び食べ?を始めた。すきじゃない食べ物はふざけて床に落とすか、満面の笑みで私に食べさせようとする。

・物によってはスプーンの上にごはんをのせるとどうにか自分でスプーンを握り、口まで持っていける。

・1日に1度くらいは同じタイミングでごはんを食べ始め、なるべくやりたいように手を出さずにいると、自分なりに食べようとする。手はもちろん顔から髪から、服にテーブルに床に、大惨事で掃除は超大変だけど、あれこれしている姿は微笑ましい。
スプーンを右手に持って食べたかと思えば、うまくいかずに左手に持ち替えたり、それでもダメなら手で掴み、最終的にはお皿に顔を突っ込んでみたり。お皿も割った。

・野菜スティックは最初こそ物珍しくバクバク口に入れていたけど、近頃全然食べてくれなくなってしまった。楽チンでよかったのに。サツマイモとブロッコリーはまだすきみたい。

・どこにも掴まらずに、立った!1人で立った!!!(2018.11.29)

・一歩はまだ出ないけど、日に何度か立ち姿を自慢げに披露してくれる。

・半年の頃はギャン泣きだったハピドラムという不思議な音がする太鼓みたいな楽器を、今では昼夜問わず叩きまくる。スティックは丸い玉がついてる方が叩く方だとわかっているよう。

・なんでも口に入れていたのに、ある程度分別がついてきた様子。口に入れるおもちゃや物は決まってきた。

・本棚を荒らすのがすき。

・おもちゃを出して箱や棚に入れたり、それをまた出したり、数個の中から選んだ1つを大事そうに持ってたりするのが楽しい様子。

・取れないところにあるおもちゃなどは「んー!」と言って、手を開いて、取ってアピールをする。

・食事の前後の手洗いや歯磨きを始めた。

・1人で湯舟に浸かれる(立ったまま)ようになったので、一緒にお風呂に入れるようになった。楽になったような気もするけど、浴槽で足を滑らせないか心配で、目を開けたまま猛ダッシュで洗うような状況。すでに一度、足を滑らせ顔まで浸かって大騒ぎだった。

・いろいろとマネをしようとする。

・夜泣き?らしいことが始まって1週間、キツイ。泣いたりうめいたり、抱っこしても暴れたり。


市の9ヶ月健診をすっかり忘れて、期限の11ヶ月目前で小児科へ駆け込んだ。
予防接種がひと段落して、気が抜けたか、いや、もう、スピードについていけない。だって、もう師走でしょう。
先生から何か心配なことはあるか聞かれたけど、まったく質問を用意していなかったので、この時期ってくつ下履かせた方がいいんですかねぇ?なんて、改めて小児科の先生に聞くまでもない、世間話みたいな話を口にして、あぁ違かったと気づく。看護婦さん、苦笑い。

取り立てて聞くことがないのは、いいことだよね。まぁ、たぶん。
1月には娘も1歳。元気に、元気過ぎるくらい、成長してくれている。
ふとした時にとっても幸せな気分になるよ。ありがとう。

 

 

【10ヶ月】成長記録と母の戯言

腕の中でコロンと丸まった娘。
降ろされないようにと、ほとんど眠っているのにもかかわらず、わずかな力で私の服をキュッと握る。数分後、その力も抜け、腕がダラリと下がったと同時に、ズシリと全体重9キロが腕に乗った。重い。よし、寝た。
近頃の子守唄は高田渡の「生活の柄」だ。頭に流れているのはハンバートハンバートの方だけど。

それにしても、1つ覚えると1つ忘れてしまうのか。
先日までよく口にしていた「まんま」や「んまんま」「どっぞ」をてんで発しなくなり、ブンバボンも違う踊り方をしだした。面白い。その代わりというわけではないけれど、やっぱり出来ることはどんどん増えていく。


以下、成長記録

・調子がいい時はバイバイをするとマネして手を振り返す。

・おもちゃを見つけたりすると「あった」「いた」的なことをと言う。

・おもちゃを床へ落とす遊びを覚えた。自分で落とした後に、大袈裟に「あ!」とか言って、夫に「だっ!」と言って取らせること、エンドレス。

・離乳食では、すきなものと嫌いなものがハッキリしてきて、嫌いなものだと首を振ってイヤイヤと赤い顔して怒り出す。あと、次はこっちが食べたいと、下手くそな指さしでお皿を選ぶ。

・いつの間にかつたい歩きを2歩3歩。5~6歩くらいになったかな?

・今のところ夜泣き知らず。よく眠る方だと思う。

・夜眠る前は抱っこを嫌がるようになった。寝返りをゴロゴロ繰り返し、壁に頭突きを食らわしたり、とにかく最後の力を振り絞って、寝るのを拒否し暴れる。


・おっぱいが欲しいと首元がら手を入れてきたり、胸ぐらを掴んで服を伸ばしたりと、荒れる。

・おっぱいを出すとにニマニマと満面の笑みを浮かべる。

・前髪がずいぶん伸び、目に入りそうな長さになった。襟足もずいぶん伸びた。

・3回食始めたら、またぷっくりしてきた様子。特に頬っぺたとか。

・お昼寝の時間が短くなってきた。午前午後にだいたい1時間ずつだったのが、合わせて1時間や1回の日も。

・たまに極端なママっ子になり、その度にパパを困らせ、落ち込ませる。

・指を指した方を見る。

・外出先で知らない人が近くに寄って来るとガン見する。とくにおばさん、おじさんの顔。

・またチャイルドシートでギャン泣きする日々に戻ってしまい、シートを前向きにしてみたけど、やっぱり嫌いな様子。乗せるときは体を仰け反らせて泣く。諦めておもちゃで遊び出すときもあるけど、長い距離は厳しい。行動範囲が狭くなってきた。

・泣き疲れて、そのままチャイルドシートで寝るってこともなくなってきた。

・ベビーカーはチャイルドシートよりすきな様子。短い時間なら、キョロキョロまわりを見渡し、楽しそうにしてくれる。

・泣き方が赤ちゃんから子どもっぽくなった。「だめ!」とか、私が大きな声を出した途端、下唇を突き出し、鼻の下を伸ばし、目に涙を溜め、泣き出すようになった。

・上の歯が生えてきたと思ったら、上下の前歯の横に1本ずつ、更に白い歯が見えてきた。一気に8本になるのか。しかし、すきっ歯なのがやや気になる。


重い腰を上げて、スマホに無限に溜まっていく写真を整理し始めた。多い日には30枚とか撮っている気がする。
私にしかわからないような微妙に表情の違う数枚の写真から1枚を厳選し、残りを消去。たぶん何百枚もの写真を消した。
何度も躊躇しては、それでも消す作業を繰り返していると、忘れていた記憶がみるみる蘇ってくる。あんなこともあった、こんなこともあった、嬉しかったことばかり。
小田和正でも流れたら、泣き出してしまっただろう。

そこそこ満足いくところまで終えると、もうすぐ1歳を迎えることが実感として湧き上がってきた気がする。

仰向けで毎日天井を見上げていた娘は、首が座り、寝返りをし、腰が座り、ハイハイをして、掴まり立ちをし、今となっては、つたい歩きもしている。歩くのも時間の問題か。

センチメンタル過ぎる気分で、こんな早い1年を×20回もしたら、娘は大人になってしまうのよ!嫌!と、
ある晩、夫に言うと、極端だと笑われた。

今は2人分の生活をしているから、1日が短いのは当たり前だ。トイレや食事も2人分、そりゃ私のごはんなんていい加減になっていく一方さ。1日に6回もちゃんとごはん作るなんて無理だ。
それに子どもと遊んで、子どもを寝かせて、子どもを抱っこして…家族のごはんに洗濯、たまに掃除に、自分だって化粧したり、本読んだり…車のエンプティランプ点いて何日目?賞味期限切れて3日目、まだ大丈夫だわーとかね。

確かに。
改めて考えると、げっそりしそうなタイムスケジュールだよ、毎日。

幼稚園や小学校に入れば、また自分の時間や生活が少しずつ戻って来るのか。嬉しいような、いや、嬉しいな。うん、どうなんだろう?

その前に、自分のこれからも少しは考えておかないとうんまくないなぁ、果たして仕事できるのかなぁ、とハッと我に返り、不安がぶくぶく膨れ上がる…その前には、いや、今言っても仕方ないしねぇ、よくやってるよーと自分を労わることがすっかり得意になってきたわ。なんとかなるさ。なんとかやるさ。


秋の夜長に

外はすでに充分なほど寒い、もうすぐ冬か。娘が生まれた季節だ。
月明かりが夏よりずっと夜を明るく照らしてくれる。このところ、暗くなるのが早い。夜の時間が長い。秋は大人の季節だなぁ。

娘を寝かしつけた後には、外へ出て、玄関先で深呼吸をする。
月の形を眺め、今夜は涼しいとか寒いとか、どっちでもよさそうなことを肌で確かめ、そっと家に入る。夫が帰って来る前の、束の間の1人の時間の始まりの儀式みたいな。
それから台所で洗い物を済ませ、乾いた洗濯物をたたみ、明日外に干す分を夜のうちに洗い、部屋に干し、ざっと娘のおもちゃを片付ける。
だいたいこの頃には夫が帰って来る。夕飯を食べる夫の前に腰掛け、本を読みながら、仕事の愚痴に適当に相槌を打つ。
今日も1日が終わる。もう終わるのか。ふぅ、疲れたな。

秋の夜長に、毎晩思う。
「出かける前に、もう少し遊べばよかった。」「あの時、抱っこすればよかった。」「布団で眠らせてあげればよかった。」「早くごはんを用意してあげればよかった。」
“もっとこうしておけばよかった”と思わない日はない。そんなことを毎日毎日思いながら、毎日は過ぎていく。
すべて、やりきったと思える日は来るのか?いや、たぶん来ないこともわかっている。

子育ても、親孝行もそうだけど、自分のことじゃないから、仕方ない。相手の幸せは計れない。

今日上手くいったと思えたことでさえ、次の日になれば、昨日ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと、あの手この手で、私の頭の中にやってくる。

後悔とはちょっと違う。娘にはもっともっと幸せになってほしいと思ってしまう。私は欲張りだと思う。

そして、私が娘にできることは限られているとも思う。
いずれ、娘は自分の力で幸せになるしかない。私の力では幸せにしてあげられない。
幸せになれる方法も知らない。私は教えてあげられない。

そんなことを夜な夜な思いながら、明日はもっといい日になるといいなぁなんて、具体策も浮かばぬまま、毎晩眠りに就くのさ。

1日は短い。1年もあっという間だ。一生は?まだわからない。でも、短そうだ。
このままこんな風に毎日が続くことを願うような、このままじゃちょっと嫌なような、秋の夜長は、しっぽり物思いにふけるのに、ちょうどいい。夏がすきだった私も少し大人になったのかしら、なんて。
凍てつくような寒さがやってくれば、シャキーン!と気持ちも頭も引き締まるのだろうか。季節が変わる度、気持ちも変化する。毎年、そんなことを思っているような。日本の四季でうっかり迷子になるよ。

 

【9ヶ月】成長記録

・フルネームを呼ぶと、「はーい」とバンザイをする。名前を呼ばれているのがわかっているっていうより、言葉の音で反応している感じかな?

・頂戴と手を出すと「どーど」とか「どっ」とか言いながら、持っているおもちゃを手のひらにのせてくれる。ま、渡すと見せかけて、おもちゃはなかなか渡してくれないんだけど。

・ありがとうと頭を下げると、いっしょになってコクリと頭を下げる。

・TVはいないいないばあよりおかあさんといっしょがすき。

・ブンバボンが始まるとTVにずんずんと近より、腕を振り、足踏みをし、ノリノリで踊る。卵が1つ~卵が2つ~のところでは、マネして顔の前で手で2つの輪っかを作れるようになった。

・呆気なくつかまり立ちをした。つたい歩きはまだ微妙。地団駄踏んでる感じ。片足はあげられる。

・ハイハイは膝をつけない形が娘の完成形のよう。両手両足を床につけ、お尻を突き上げ、四足歩行の動物のような姿。これ、高ばいと呼ぶらしい。
見慣れすぎて我が家では当たり前だけど、友だちからは笑われ、児童館でも注目の的となる。脚力が強いので、その形のまま下から滑り台を登ろうとしたりする。

・でも、最近はハイハイで動き回るより、座って遊ぶのがすきな様子。両手に積み木を持って、コンコンぶつけたり、あげたり、もらったりするのがブーム。

・相変わらず、タグとか紐とかチャックとかを口に入れるのがすき。

・ここ数ヶ月、頭を痛めてきたチャイルドシート、ギャン泣き問題。
ブンバボンやおかあさんといっしょで使われているの音楽を流してみたり、車内におもちゃを吊るしてみたり、新しいおもちゃで釣ってみたり、シカトしてみたり、もう私の方がまいってしまい、出かけるのも嫌になっていたところ、何がきっかけになったのか?少しずつ克服してきた。
ギャン泣きせずに眠れたり、独り言をペチャクチャ話していたり、おもちゃを握って食べたり、今度は私が泣きそうなほど、嬉しかった。いっぱいお出かけしようと思う。

・バナナは小さめ一本をそのまま食べ切ってしまう。初めて手掴みをさせたら、すごいことになった。手のひらで潰して絞って、指と指の間から出すという食べ方。笑

・大人が食事をしていると、あたいにも何かくれよ!とゴネる。せんべいやたまごボーロをあげ始めた。放っておくと次から次へと口の中へ。

・お腹が空くと?ご飯の用意を始めると?私を呼ぶ時?まんま、んまんま、と言う。私イコールごはんの人みたい。

・あんなにすきだったストローマグを嫌がるように。
麦茶が嫌なのか?コップの水をスプーンであげると、んまんまと言って飲むんだけども。ストローマグは投げようとする。まだジュースはあげる予定ないので、とうもろこし茶やさつまいも茶などでどうにかこうにか。

・運動量も増えたので、体重の増加がゆるやかになってきた。

・離乳食は相変わらずよく食べるというか、食べすぎている気がする。なかなか噛めず、どうしても飲み込んでしまうことが多い。

・人見知りはしてるような、大丈夫なような。

・とうとう上の歯が生え始めた。


取り急ぎ、成長記録を。(7ヶ月後半〜9ヶ月前半)