半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

いつかの出来事を思い返して

賛否両論あるみたいだけど、我が家は早くから水道水をあげている。

というのも、退院後すぐ病院から出された薬を娘に飲ます時に、「湯冷ましや母乳と混ぜてあげて」としっかり書かれていたのに、何を思ったか、いや、何も考えずに、私は水道水に混ぜてあげてしまったのだ。
その様子をたまたま居合わせた弟(2児の父)に突っ込まれ(突っ込まれるまで気づかず)、一瞬蒼ざめたけど、あげてしまったものは仕方ないと開き直り、お腹壊さないでね~と念じながら、いっときを過ごした。

そんなことがあったものだから、それから何ヶ月か経ち、夏になってからの水分補給に麦茶がない時は水道水をあげることにした。

田舎なのでとくに水道水が美味しくないとは感じず、私たち大人も普通に飲んで暮らしているし、何よりどこに行ってもある。

それと、娘は大人と湯船に浸かるようになってから、どさくさに紛れて湯船のお湯を結構飲んでいる。飲みたがる。
ガーゼを湯船に沈めてお湯をたっぷり含ませてから、自ら口に突っ込むという技を覚えてからは、もう放置気味だ。
あ!と私が気づくと、テヘッと満面の笑みを返されるので、無理矢理ガーゼを奪い取ることもできなくて。湯船のお湯なんて、水道水よりよっぽど汚いだろうに。

夫も水が飲める方が、何かと困らないって聞くし、うちはもう水道水でいいだろうと、まぁ、こんな調子で呆気なく水道水デビューした。

第1子の時は色々慎重になると思うんだけど(私の性格的にも)、何故か我が家は想定していたよりずっと、テキトー。ん、適当?なら、いいんだけども。
妊娠中に神経使い果したか?逆に自分の行動が心配になるよ、とほほ。

なーんて、先日1歳の子を持つ友だちに笑い話しとしてしたら絶句され、あちゃーと思ったんだけどね。笑

各家庭、いろいろだわ。
そこ気にするー?!ってところを気にしたり、え?!それ平気?って思ったり。

育児書類を読み漁ったり、先輩ママたちの話を聞いていても思うけど、ほんといろんな育児があるなぁと。
育児って言いかたがどうも苦手だけど、他に言葉が見つからないから、育児と使うけども。(逆に子どもに育てられてるとしか思えない日々。)

たぶん育児に正解はなくて、もしあったとしてもそれがわかるのって何年も何十年も先のことだと思うし、だから、親はなんとか今出せる答えを絞り出し、間違ったかも?とか、これで良さそう?とか、繰り返し、何度も子どもと答え合わせをしていくんだよね。(水道水の件は私のミスだけど、結果良かったと思っている。)

その過程でだいたい自分の未熟さやだらしなさやずるさに直面して、まず己が成長せねば!
あー赤ちゃんからやり直したーい!なんて思ったりもするんだけど。

赤ちゃんには戻れないけど、やり直せることなら、何度だってやり直せばいい。
そう娘に教えたいのだから、親の私たちだって、間違っていた時は、やり直せばいいに違いない。
また子どもといっしょにちゃんとやり直したらいいんだって、自信がなくなった時のために、自分に言い聞かせておきたい。とりとめのない独り言。