半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

クリスマスの思い出

前夜祭の23日は私の両親とおじいちゃん、弟家族で集まって、家から歩いて行ける居酒屋へ出かけた。昔は地元飲みでもよく行った、なんだか居心地のいいお店なのだ。
居酒屋メニューから娘が食べられそうなザルに乗った冷奴を頼み、余ったらみんなで食べようと言っていたのに、半丁ほどあった豆腐を1人で平らげてしまった。これでごはんもしっかり食べるんだから、たいしたもんだよ。

姪っ子と甥っ子はサンタの衣装を着て来て、サンタさんらしい振る舞いをしてから、娘にプレゼントをくれた。うちも用意してあったのに着せてこなかったことを後悔。3人揃ってのサンタのコスチューム、さぞ可愛かっただろうに。
他のお客さんにもえらいウケていたし、年に一度だし、今だけだし、子どもは可愛いし、もうそうゆうのこれからはガンガンやっちゃおうかなって気になった。

帰宅後、おじいちゃんが買っておいてくれた華やかなクリスマスケーキをみんなで囲み、ハムハム食べた、賑やかな夜だった。


翌日のイブは家族3人で過ごした。
娘が昼寝をしている間に、急いで赤と緑の風船を大量に膨らまし(白もあったらよかった)、少しだけ部屋を飾り付け、プレゼントを出し、夫とキッチンに並び、せっせと夕飯の下ごしらえを。

嫌がる娘に、起きて早々サンタの服を着せ、(ごめん、どうしてもやりたかった)
今日遊べるようにと早速プレゼントを渡すと、わかっているのか、いないのか、とりあえず見たことないものに、なんだか嬉しそうな顔でパッと笑い、包装紙を夢中でビリビリ破り始めた。
一通りおもちゃでワーキャーして、あちこち飛んでゆく風船にもて遊ばれ、そんな様子を写真に撮りまくって、3人で寝転んでみたり、ソファの上で飛び跳ねていたら、もう外は真っ暗になって、さぁ!夕飯の時間だ。

イベントの時だけやたら腕を振るいたがる夫にリクエストしたパエリアとスペインスープにサラダ、近所のハンバーグ屋さんに頼んでおいたオードブル。
娘には豆腐のハンバーグとブロッコリーの芋もちと星やハート型にくり抜いたにんじんや枝豆やらをもりもりプレートに飾り、バナナとさつま芋の蒸しパンみたいなケーキも作った。大人もゆっくり食べたいし、すべて手づかみで食べれるものしたよ。これ、正解。

いつもと違うカラフルなごはんを目の前に、興奮気味な娘は、フライングで手を伸ばして、取れなくて、わんわん泣き出す、怒り出す。
いい感じの写真を撮ろうと思っていたけど、気づけばすでにぐちゃぐちゃ。もういいか。

ロクに食べないだろうと思っていたケーキにも、顔面ダイブな勢いで、予想を裏切るほど、クリームまみれになってくれた。作った甲斐があるね。

まだおもちゃをねだる年でもないしなぁなーんて、思っていたけど、町中に溢れるクリスマスムードにすっかりあおられ、気づけば気に入ったプレゼントをちょこちょこ買い、結局4つになってしまった。
仕掛けのある遊べる絵本を1冊と、夫婦ですきなヨシタケシンスケの絵本を1冊。歩けるようになったら外で使いたい地球儀のボールに、子どもが握れる平べったいちいさなクレヨン。
これに両家から、木製の大きなバスとおままごとの果物セット、弟家族からはおかあさんといっしょの音楽が流れる本。 

うん、いっぱいだなぁ。

1月生まれの娘には、来月にも誕生日プレゼントが待っているのか!
まだ用意していなくて、写真を撮りに行くのと、1歳半頃~から乗れる自転車を検討中。

この先、毎年つづくこのイベント騒ぎ、どうやっていこうかな~

結局バタバタしていた気もするけど、家族で過ごす初めてのクリスマスは、案外成功したんじゃないかと、私は満足している。この満足感が大事だ。親のエゴでもいいじゃないか。
来年はツリーも用意しよう。いっしょに飾り付けができたら楽しいな。じゃんじゃんやろう。

絵に描いたようななんてことのないクリスマスの思い出も、振り返った時には、きっと愛おしいんだろうな。