半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

姪っ子、甥っ子の力

朝、目が覚めた第一声に、誰かと会った時、初めての人に声をかけられた時の挨拶に、暗くした寝室の布団の上で、姪っ子甥っ子(娘にとってはいとこ)の名前を連呼する。
日に計算したら、あんなにすきだった「アンパンマン」を超えて、「ママ、パパ」をも抜きそうな、連呼数。
姪甥とは月に数回しか会えないから、もう会いたくて会いたくて、頭の中を占領されている片思い状態。だからね、父の敗北感たるや。笑

スマホを見つけては耳にあて、覚えたての「もっしっしー」のあとに、姪甥の名前を連呼。謎の宇宙語で擬似電話を楽しむ姿はなんともシュール。
あまりにしつこいので、先日姪甥の父である私の弟にテレビ電話してみたところ、まだ仕事中だったようで、弟ひとりの顔しか写らないスマホの画面にあからさまにがっかり、さっさと電話を置いて行ったよね。

プリキュア見つければ姪の名前、トーマスを指差して甥の名前、子どもは子どもがすきなんだなぁと改めて思わされる。姪と甥が居れば、私のことなんかすぐ忘れるし。

今まで、集団の中に連れて行くとしょぼんと隅へ行きたがる方だったから、児童館でも大人数が集まるような行事の日は避けてきたけど、近頃ぐっと成長した様子を見せてくれるので、試しに児童館の運動会やら町内の親子クラブ的な行事に参加してみたら、なんだか楽しそう。
最初こそモジモジしているんだけど、わーきゃー踊ったりかけっこしたり、子どもたちだけで、並んで絵本を読み聞かせしてもらう時は、やっぱり私のことなんか忘れていて。

みんなと仲良くしようねとは言わないけれど、みんなと遊ぶ楽しさも知っておいたらいいと思う。
それでも、ひとり遊びがすきなら、放っておけるように、 今度は私が一歩引く番か。
かく言う私も、集団行動がずっと苦手で今の今まで避けてきた方だから、まぁ気にすることもないのかな。ぼちぼちいこう。

話は変わるけど、友だちんちの子ども(学年いっしょになる子)のことは、すきな日も嫌やー!な日もあって、嫌やー!な日は繋ごうとした手を振り払ったり、ポケットに入れて繋げないようにしたり、天邪鬼なのか?拒否反応が激しくて、ちょっと笑ってしまう。

だけども、明らかに年上の3歳や5歳の子どもから受けるおもてなしはだいすきで、くんくん近寄って行って、繋いでもらおうと自ら手を伸ばしたり、ベタベタ触られてもニコニコしていて、末っ子キャラが定着してきた気がする。
甘え上手ではなかった長女の私としては、そのキャラはマジで美味しいぞ…と、心の中で応援しているのだった。