半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

「今が1番かわいい」がつづく

甘ーい、辛ーい、美味しいねー、かわいいねー、かっこいいねー、きれーい、暑ーい、寒ーい、来ないねー、貸ーして、やーめて、まっくらー。
高ーい、大きい、硬ーい。
いろいろ伸ばして、がんばって発音する言葉がかわいくて仕方がない。
一緒、おいで、どうぞ、開けてー、もう一回、またーなんてのもかわいい。

お風呂で10まで数えちゃうんだよ。
アンパンマンの絵本の中で「ドキンちゃんどこ?」と聞いたら、なかなか見つからなくて、「わっかんないねー」と言ったり、
パパに内緒でココイチに行った日は、帰って来たパパに「ママ、ココイチ。ママ、カレー。」と律儀に報告し、スシローの看板を見つければ、「納豆!納豆!」と、こんな調子。
気づけば「パパ、ティッシュ、取って」なんて言い出したし、
どこ行きたい?と聞けば「遊園地」、何したい?には「しゃぼん玉」
姪っ子は?と聞けば、「○○ちゃんは幼稚園、行ってる」、パパは?「パパはお仕事です」
○○(娘の名前)は?「○○(自分の名前)はおうち、待ってる」なんて。
名称以外の言葉も話せるようなってからは、会話に近いおしゃべりができて、楽しい。うん、もう立派な会話だな。

私しか聞い取れない言葉、私とパパしか聞き取れない言葉、じぃじやばぁばまでは聞き取れる言葉、私の友だちにも聞き取れる言葉、誰にでも聞き取れる言葉。
それに誰にもまだ聞き取れないけど、確かに何かを伝えようと発している言葉、いろんな段階の言葉があって。
娘は毎日新しい言葉を拾い、発し、私は耳を澄ませて、想像し、会話を広げて行く。

このつたない会話を愛でるのも今だけだと思うと、おままごとそっちのけで話がしたいよ、私は。話したいこと、たくさんあるよ。言葉遣いの悪さを、日々反省しながらね。