半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

【6ヶ月】成長記録と母の戯言

育児なんて呼べることもたいしてしていないし、それすら全然うまくいかなくてボロボロなのに、母は不気味にも毎日笑っている。笑っていたら、2ヶ月も放置していたブログ。

 

準備なんてほとんど役に立ってないし、前もって仕入れた知識は当てはまらないことも多く、起きてないことを、事前にじっくり悩む時間を作れなくなったせいか、以前より思い悩むことが圧倒的に減った。

起きそうなことが案外起きなくて、起きそうにないと思っていたことが起こる。

出かける間際のうんち漏らしや、眠る直前にびっくりする量のおっぱいを吐いたり、あー!とかわー!とかマジか...ってな具合で、起こったことに、その都度、ほぼ瞬間的に選択して動く習慣のおかげか、毎日ほとほと疲れてよく眠れる。ぐっすりっていうか、ぐったり。

 

「今を生きている」だなんてカッコのいい毎日では決してないし、娘の未来を、自分の未来も、夫の健康も、想像しまくり一喜一憂するけど、この世であんまりまだ過去の時間を持っていない娘は、多分私たち大人みたいな過去とか未来とかの時間の概念がなくて、私の目には「今しか生きていない」ように映る。

つられて私も今っていうか、今日一日を精一杯、いや、今日だけで手一杯、生きている。ぷはぁーとビール飲みたいよ、早く。

 

今ってやつは待ってはくれないし、娘の呼ぶ声も待ってはくれないし、まったく人生って忙しいのだなぁ。

このまま娘に振り回されまくって、ヨボヨボになっていくのも悪くないかな、なーんて。娘も娘で私に振り回されているよね、毎日。

 

 

以下、成長記録。

・5月下旬に祝!寝返りをした。今か今かと待ちわびていたけど、呆気なく披露してくれた。いや、本人はずいぶんとびっくりした様子で、辺りをキョロキョロ伺う姿に涙。

・寝返りを始めてからはあっちへこっちへ気づくと寝返っている。寝返り返りができるまでしばらくかかったけど、戻れなくても元々うつ伏せがすきだったから、しばらくはそのまま一人遊び。(最近自分で戻れるようになったら、行動範囲がグンと広がり、目を離すと思わぬところに移動していてびっくりする。)

・6月中旬~離乳食開始(今のところ、順調に進んでいる。赤ちゃんらしからぬ大口を開けて豪快に食べてくれる。どうもスプーンがすきみたい。)

・しかし、大根が美味しくなかったようで、口に入れた途端、身震いして、オエーっと首を突き出し吐くような顔をした。まるで大人みたいな表情をするから爆笑。ほうれん草もダメかと思ったけど、意外と大丈夫だった。

・下の歯茎から白い乳歯が生えてきた。1mmくらいかな。ついにだー!おばあちゃんみたいな顔から、一気に子どもの顔に変化しそう。

・後追い?が始まり、洗面所でバウンサーに乗せたまま私が洗う間、一人にするとギャン泣き。ついこの前まではケロッと平気だったのに。仕方なく、お風呂のドアを全開にしたまま、声をかけながら洗っている状態。

・夜寝る時は私の抱っこじゃないと泣く。ショックで夫も泣く。基本、くずったら私って感じになってきた。

・穴の空いたボールを掴んで投げようとぶんぶん振り回す。勢いで遠くに飛んで行った時、拍手をすると喜ぶ。

・とりあえず何でも味見する。絵本も読んでいる途中で飽きるのか?手を伸ばして取りたがり、渡すと即座に口に入れる。

・クッションやカーペット、布団など、とにかく角をかじりたがる。

・揺れる物がすきな様子で、室内に洗濯物を干すとジーッと眺めている。かわいいモビールが見つからないので、キャンプ用のモビールを吊るした。

・BCGの注射の跡がぷっくり出てきた。

・最近のお気に入りのおもちゃはおしりふきとビニール袋。おもちゃ以外のものを気に入るのは子育てあるあるか。おもちゃ要らずなのに、おもちゃを買いたがる夫。

・洋服のサイズは70がピッタリ、夏本番には着れなくなりそう?成長早いなぁ。

・どこへ行ってもプクプクまんまるだね~と言われる。ハイハイ前だからとくに足の太さが立派。友人の1歳違いの子と体重が一緒。

・うつ伏せでお腹をつけたまま、ズルズルと180度回転するようになった。と思ったのも束の間、360度一回転できるようになっていた。

・うつ伏せの状態で、足の裏に壁を作ると平泳ぎの足の形みたいにして、一歩くらい?前へ進む。たまに後へも戻る。

・向かい合って間にクッションを立て、私が顔を隠すと、体をひねって横や上から覗いてくる。私の顔が見つかり、目が合うとキャッキャッ笑う。クッションの向こうに隠れていのがわかっているってことかな?これ、超かわいい。

・夜は相変わらず夜泣きもせずにたっぷり眠るから、朝4時5時に起きる日が続いてまいる。離乳食開始と共に我が家の生活リズム変えようと思っていたけど、未だに大人は夜更かし中。

・一人座りがだいぶ安定して来た。背筋をピンと伸ばして得意げ。

 

長くなったけど、半年が過ぎた。あっという間だった。

真っ白な心に半年分の時間や思いが刻まれたのか。日々、何を思っているのかな?楽しいかな、怖い思いはしていないかな。

産まれてから猛スピードで止まることなく成長していくこの過程を、この目で、一番近くで見れること、たぶんすごく幸せなこと。

 

娘が寝静まった後に音を立てずに始める家事とか手間のかかる離乳食作りとか、時間がないとか、飲みだって行きたいとか、一人になりたいとか、腰痛いとか、

誰かに、主に夫にアピールして、もっと褒めて私を労ってって、愚痴ってしまう日もあるけど、よくよくよーく考えてみれば、私は今、娘や夫に育児をさせてもらっているのではないかと思えてきた。

夫は外で仕事をがんばっているのだから、私は家で育児をがんばるだけだ。今任されていることをお互いができる限り、がんばればいい。

逆になったっていいし、がんばれない時があったっていいし、大変な時もあるけど、それ以上に楽しい時がある。それは仕事もいっしょだと思うし、それに夫の仕事と比べても仕方ない。私たちは敵じゃないんだし。

 

近頃なんだか育児の大変さばっか取り上げられてつまらないことのように思われるけど、そもそも大変なことって別に悪いことじゃないよね。大変だから楽しいってのも、1つの考え方だと思うから。

 

第一に子どもからしたら、勝手に産んだのだもの、大変だなんて言わないで、一人で生きていけるまでちゃんと育ててよって、大事にしてよって言いたいだろうな。この世界にポーンと放り込まれたわけなんだから。

 

そして、こうやって、母が四の五の言ってる間にも娘はあれもこれもできるようになっていくよ。きっと一人で生きていけるようになるよ。すごいなぁ、すごいよ。

あと半年もしたら、繋いだ手を離してヨチヨチ前へと歩き始めるのだろうか。

何度も転ぶなぁ、痛いなぁ、泣くかな、怒るかな。