半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

1年間の子育てを振り返って

娘は生まれた時からよく眠る子だった。
逆に心配になるほど、寝てくれたので、偉そうなことを言うようだけど、身構えていたより、子育てを大変に思わなかった。

親だって人間だ、それなりに睡眠を取って、疲れを取らなければ、子育てもままならないと思う。その点、ありがたいことに私はそこそこちゃんと眠れる時間があった。

友だちの子どもで、毎日毎晩1時間とまとまって寝てくれないと言う赤ちゃんが居て、お母さんは4ヶ月もの間、同じようにまとまったまともな睡眠を取れてないと聞いて、ゾッとした。

想像しただけで、震える。

だからってやらなくてはならないので、家族やシッターさんの協力の元、「うちの子ウケるでしょーwww」とか言いながら、我が子を愛おしそうに抱きながら、明るく話してくれた。母強し。

テキトーなことを言っちゃうと、よく「親は選べない」と言うけれど、選んでやってきたのではないかと思う時が多々ある。
ない袖は振れないとか、身の丈にあった、とか言うように、なんだか私にピッタリの娘がやってきてくれたのではないかと。
この人、器小さいし、頼りにならなそうだし、すぐ泣くし。そんな娘の声が聞こえてくる気がするのだよ。

そんな謙遜、自虐しなくても、と言われるけど、まぁそれくらいに、娘は病気もせず、よく食べ、よく眠り、ぐんぐん大きくなり、思い返しても、心配事は少なかったように思う。

すべては今のところ話なんだけど、今のところまでで充分、私みたいな短気で忍耐力のない年ばかり大人な人間が、初めて子育てをするには、確かな自信になった。

もしこの先少し大変なことが起きても、この1年間のおかげで、以前だったら簡単に心折れちゃいそうなことも、やれそう!私と娘(たまに夫)が力を合わせれば、とりあえずなんとかなりそう!だと、楽観的に思えるようになった。

何事もその気になっちゃえば、いつまでも続きそうな迷いや恐ろしく暗い不安は、案外さっぱり消えてなくなるもんだ。
まずはその気だ、その気!私も母、強し。

そんなわけで、娘よ、これからもお手柔らかにお願いします。そして、ブレた時は、力を貸してください。

なんて、気持ちよく書いた次の日、1日中機嫌の悪い娘にキーキーげんなりしてしまったけどな。反省。