半人前主婦

帰りの遅い夫を待ちながら、今日も三歩進んで二歩下がる

今更、コロナを振り返る。

コロナのパニックが始まってから、なんだか日記の存在も忘れていた。
思い出した頃には、今更何を書く?と、時間ばかり過ぎてしまったけど、ちょっとSNS離れしている今、なんだかフラフラ〜と書きたくなったよ。

幸い、私は未就学児と暮らす専業主婦だから、幼稚園や学校の突然始まった休園・休校の影響はないし、夫の仕事も今の今のところ、さほど影響を受けてない。ボーナスちょっと少なかったけど。
だけど、気持ちはソワソワ落ち着かなかった日々。こんな生活いつまで続くの?なんて、10月になった今となっては、こんな生活もそれなりに楽しく暮らせているし、様子もだいぶ変わったけど。

振り返ると、GWは家族3人密になって、とにかく家で過ごした。
急きょウッドデッキを作り、庭も整え、プールにBBQ、インスタで仕入れた100均の家遊びグッズの数々、手つかずだった掃除や軽いDIYなど、連日、夏を先取りしたような外遊びと、放置していた家のことを片っ端からやりまくった。これはこれで清々しく、達成感あった。
しんどかったのは、今まで夫休日の昼食は外食が多かったから、連休中の3食自炊ね。あと、慣れないまとめ買いや、短時間で基本1人で行くスーパーもピリピリしたし、夫も夫でどこへも行けないストレスがあったみたい。

子ども達が手洗い!マスク!と口うるさく言われ、友だちと遊べなかったり、行きたくない子はラッキーだけど、行きたい子は学校に行けなかったり、大会がなくなったり、もう色んな我慢をしているんだから、大人が我慢できなくてどうするんだ!!!
と、非常時特有の正義感というか、責任感というか、少しハイでだいぶムキになっていたと思う。普段観ないTVに釘付け、感染者数の速報に毎日ひゃー!
そりゃ、2歳半の娘もコロナってなんやねん!となるわけで。児童館や遊び場へも連れて行けず、マスクのできない娘を公園へ連れて行くのも気を使い、小さな手にアルコールスプレーを吹きかけ、なんだかおもしろくない思い出が蘇る。

少し気持ちも穏やかになってきたお盆休みの頃は、今年は海に行きたいと言っていたけど、娘はまだ海水浴が十分に楽しめる年ではないし、早々諦めた。
その代わり、友だちに教えてもらったもう超をつけたいほど穴場スポットな近くの川を気に入り、何度も通った。来年も行く!
お風呂だと顔に水がかかるのを嫌がるのに、遊びとなると平気でジャブジャブ顔を濡らしていた、娘。水泳部だった夫は岩から得意気にダイブしたり、家族だけや友だち家族とも行ったり、昼からお酒飲んだり、すっかり陽気を取り戻した夏。

田舎の子育てスポットなんて呼ばれるショッピングモールには、ほとんど行かなくなった。モール嫌いとか言いながら、今までほんと用もなくお世話になっていたことを思い知った。笑

そして、秋。
娘が幼稚園に入る前にと計画していたディズニーランドはやはり諦め、今我が家はキャンプブーム再来!
娘が生まれる前は、フェスから始まり、友だちとキャンプと言う名の酒盛り、登山のテン泊と…と、10年ほど前から定期的にキャンプをしていたけど、妊娠中、娘が1歳の間の2年間はしてないし、去年は娘を連れて初キャンプに1回行っただけ。
そろそろ旅行へ行きたい気もするけど、誰とどこまで、どんなところだったら、気持ちよく行けるのか…そんなことをいちいち考えていると、たいして行きたいところもない気がしてくる。
そこへ、ふと、またキャンプするか!と夫と意気投合。
娘が仲間に加わったことで、キャンプの内容も変わり、それがまた新鮮で、毎晩のように家族会議が盛り上がる、呑気な話。

この勢いだと、冬になっても、雪上キャンプだ、年越しキャンプだと言いかねないけど、春夏秋とコロナと共に過ごした記録にしときます。

もうすぐ冬か。年が明けたら娘も3歳だ。

ウィズコロナ?アフターコロナ?
横文字にはピンとこないけど、娘は幼少期にこんな時代を生きていて、まぁ当の本人はなんのこっちゃだと思うけど、私はたくましく、大らかに、いっしょに成長しなければなぁと改めて思う。
そんで、私とは違う時代を生きることになる娘を、全面的に応援できるよう、パワーアップしなきゃ、体力取り戻さなきゃ、痩せなきゃ、化粧しなきゃ、若作りしなきゃ、と、もはやコロナとも娘とも関係ないような、自分の願望がドンドン湧き出てくる。
大丈夫、どうせ全部やらないけど、欲望が湧き出て来るうちは、親子共々大丈夫だと思うのだった。

 

 

【2歳ほぼ2ヶ月】成長記録と母の戯言

今年の春から、幼稚園探しを始めなきゃ…らしい、早いな。
そう言えば、私にはママ友らしいママ友が居ないことに今更気づき、幼稚園やら保育園の情報を全然知らなくて、焦ってきた。もはや面倒な気持ちも。
児童館ばかりで、支援センターはなんだかんだ避けてたしな〜みんながんばってきたんだなぁと…なんだかひと事みたいなことを言う自分にガッカリしつつ、まぁボチボチ情報収集。

以下、成長記録
・服着て14kg 。立派!服は90がピッタリ。

・食べちゃダメが食べてもダメだし、行っちゃダメが行ってもダメだし…と、?って感じの言い回しの発達途上感が面白い。

・姪と甥は毎日幼稚園って所に行っていて、たまにしか遊べないってことがわかった娘は、近所の幼稚園を教えると、通る度に「○○も幼稚園行くー」と言い出す。
姪と甥と毎日遊べると思っているところがかわいい。

・何歳?の質問に「もうすぐ2歳」と答えていた娘。2歳になっても、しばらくは教え込まれた「もうすぐ2歳」を台詞のように言っていたけど、最近やっとピースサインをすると「2歳」と言うようになった。

・そして、3歳になったら幼稚園だよっと話していたせいか、近頃自分は3歳だと言い始めた。

・幼稚園行って小学校行って、そのあとは山を作るらしい。将来の夢ってことなのか?
がんばるーと言っている。

・来年小学生になる姪っ子は話し始めるのも早くてお喋りが得意だったから、娘と同じ頃には大人のような言い回しもしていた気がするけど、うちの娘も負けず劣らず、よく喋る。
文章能力は姪のが上な気がするけど、口数は娘のが多いね、多過ぎるねって、弟とそんな話になって笑った。うるさい。

・「半分こ」を覚えてからは、すきな唄も、歌いながら「半分こ」とママに手渡ししてくれる。

・ちょっと意地悪なことをして張り合ったりすると、最初は「○○のー」とか「勝ちー」とか言うけど、最後は不安になって、「ママ、だっこ」となる。ごめん。

・空飛ぶ鳥に、よく「おいでー」と話しかけている。同じ道を歩く犬には言わない。届かないくらいがいいのか。

・走り方がブルブルしてて面白い。

・今まで食事の悩みが全然なかったから、あんまり気にしてなかったけど、気づけば、野菜、肉、魚、ほとんど食べない日も…。

・迷わず食べるのは、米、麺、豆腐、卵、乳製品、納豆、オクラ、きのこ、コーン、ワカメ、海苔、しらす、海老、ウィンナー。
大根、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーはまぁまぁ食べる。ほうれん草、白菜、キャベツなどの葉物と、玉ねぎ長ネギはマジでNG。困った。

・「あれは何?」「ここ行ったことある?」と、質問攻めがすごい。

・抱っこ紐だとお昼寝してくれる率が高い。ドライブでは寝ない。

・行ったことのあるお店を見つけると、「あの時ママはいなかった」とか「○○とパパで行った」とか、記憶力がすごい。

・食事の時のスタイ系のものはもう要らないと、言い張る。汚す。

・ブロック遊びに夢中。と言っても、ままごとメイン。

・わざと歌詞を間違えると、ちゃんと「違うよー」と教えてくれる。

・ジュニアシート拒否。お股が痛いのーとか言う。

・たまに自分のことを「僕」と言う。

・私は、私が、私もの使い方がなかなか上手で、びっくりしている。お風呂に私は入らないとか、私も行くーとか。

・私にそっくりな困り眉と下唇の縦線。写真を見返すと、親子だなぁと…ようやく思うようになってきた。夫要素薄いと夫は嘆いている。

 

 

10年連用日記

突然だけど、10年連用日記になるものを買って、書き始めたよ。
2020年も明け、1月も半ばを過ぎ、私の年齢も節目っていう切りの良さもないんだけど、楽天のポイントで安く買えそうだったから、軽い気持ちで、辞書みたいな重い日記を手に入れてしまった。思い切って、赤!

1日4行、同じ日のことが見開き1ページで見直せるって、なんか面白そうだなぁと。

とりあえず、始めて1週間だから、はりきっちゃって、4行分ぎっしり書いているけど、これ、醍醐味は2年目〜だと思うから、2年目もつづくように、ゆるい感じでいかないと。空白の数日が物語ることもあるしね。

元々日記を書くのはすきだったんだけど、結婚した頃、もし、私が死んだ時にこんなモノ発見されたら恥ずかし過ぎる…と、10年分くらいの日記やらメモやらを処分したんだった。

元カレへの執拗な未練やら、今思えば可愛らしい友だちと男の子を取り合うケンカの一部始終、果てない仕事への愚痴、大きくて眩し過ぎる夢、片思い乙女の痛過ぎるポエム的な乱文、かと思えば突然社会に熱く訴え始めたり…
10〜20代って………。笑

その処分したくなった、いや、処分した10年分の日記を、また1冊にまとめちゃおうってんだから、考えてみるとちょっと怖い気もするけど、
書き始めてみると、まぁ子どものことばっかね。

「今日は子どもの歯医者〜」
「今日は子どもと児童館〜」
「今日は天気がいいからお散歩〜」
ほにゃらら~ほにゃらら~

もし来年も続いていたら、こんな些細な出来事も、なんだか感慨深くなっちゃうんだろうな。
「記録より記憶」なんて言うけど、私は記憶力があんまりいい方ではないし、小さなことや古いことは上書きされて、どんどん忘れちゃうから。
それは忘れてもいいことなんだよって言っちゃったら、なんか寂しいじゃんか。

記録を読み返しながら、それをつまみに美味しいお酒飲みたいなぁって思う。


【2歳】成長記録と母の戯言

・これ買う!あれ買う!が多くなってきた。こそっと買い物カゴに入れたりね。

・なんだか口が達者な気がする。ひとり遊びって言うより、ひとり言遊び多め。

・苦手な食べ物は「オトナのー」と言って、はじく。都合悪いと「大人」を乱用。

・私の居ない隙に、UFOキャッチャーの前で夫のズボンを引っ張って「パパ、お金あるー?」と聞いてきたらしい。ナメられてるな。

・空を飛ぶ鳥が木の枝にとまったのを見て、考えながら、「鳥さんが、どんぐり拾って、食べてるね」と言ったのがとても可愛らしかった。カラスは“鳥さん”ではなく、ちゃんとカーカーと呼ぶ。

・どんぐりコロコロや犬のおまわりさん、ミッキーマウスの歌など、いろんなの歌のサビを歌えるようになった。
竹原ピストルの「一等賞」も得意。子守唄にしていた高田渡の「生活の柄」もセルフネンネに歌う。

・糸巻き巻き〜や結んで開いて〜なんかは、手遊び付き。

・私の!理想の時間にお昼寝してくれなくなってからは昼間の寝かしつけがより一層面倒になり、お昼寝ナシのまま、早めにお風呂と夕飯を済ませ、夜6〜7時頃から爆睡の荒技を週の半分使っている。
ちょいちょい起きて泣いたりしながらも、朝まで寝てくれるから、3時までに寝なかったら、寝なくていいモードになってしまった。

・細かいおもちゃの色分けやキャラクター分けにハマっている。やはり青がすき。

・基本おままごと、とくに料理を作って食べる遊びがすき。洗い物までするよ。

・謎のアンパンマン再ブームで、メルちゃん放置気味。

・遊んでいると、イチバーン!とか、勝ちー!とか、ゲームや競争の意味がわかってきた?

・相変わらず、ごはんもお菓子もよく食べる。

・イヤイヤ期の延長?
最近は「そろそろお風呂入ろっか?」「もう寝ようか?」などに、「平気、大丈夫」などと生意気を言う。加えて、「ママ、一人で。〇〇(自分)、おうち(部屋の意味)で待ってる」とか言う。

・「ママ、寝るかい?」「そろそろ行くかい?」など、語尾がおじさん風。

・夕方になると「パパ、もうすぐ帰ってくるね」と言い出すけど、平日の夜は会えないことが多いから、返答に困る。

・箸の練習を始めたら、ヤル気がすごい。

・クリスマスはレゴのブロック、2歳の誕生日はストライダーをプレゼント。

・ジャンプと走るのは下手な気がする。ジャングルジムに登ったり、鉄棒に捕まるのは得意。

・外遊びではシャボン玉とブランコがすきかな?

・遊具で遊ぶと、こわいー!楽しいー!と言う。


寒い冬は公園へ行くのも朝起きるのも、一苦労で…(大人が)
そんなわけで、運動不足?からの夜更かしで、娘の生活リズムはグズグズのまま、夫の年末年始休みも始まり、家族揃って、それはまぁグダグダな正月を過ごした。
私は飲み過ぎだし、夫は甘やかし過ぎだし、娘はわがまま放題、お金はどんどん消えていくし。

そんなツケをせっせと整えようとしている。
そして、早速夫の3連休キター!なんかどっと疲れてるぜ。ずっと風邪気味だしさ。
早くあったかくならないかな〜

「育脳まとめ。0〜3才」より備忘録

忘れがちなことやすっかり忘れてしまっていたこと、すでにおざなりになってしまっているあれこれに対して、初心をサクサク思い出させてくれたよ。
しっかりした育児書的なもの読む気力がないので、要点のみの内容に、「そうだった、そうだった!」と、復習と確認。
細かいことや具体的なことは誰にでも当てはまるわけではないし、その都度考えるしかないから、やっぱり大事だなぁ、こうしたいなぁと思うこと、さくっと残しておこう。

●昼寝は15時まで
・昼寝がみじかくなっても、夜ぐっすり眠るほうがたいせつ

●21時までに寝て、7時に起きる
・1日に合計12〜14時間は眠る
・幼稚園にスムーズに通えるように朝7時起床
・日本の赤ちゃんは世界一、寝ていない

●魔法の言葉「どうしたの?」
・ママの「聞こう」という姿勢に、子どもは心を開く

●イヤイヤ期には葛藤させる
・気持ちの整理の仕方が身につく
・もちろん、強制終了する日もアリ。

●ほめるときには具体的に
・「おりこうさんだね」ではなく、「あいさつができたね」とほめる
・わが子への「具体的なほめ言葉」がたくさん出てくるように、子どもをよく観察して、心にためておきましょう

●習い事は続かなくてもいい
・「やってみたい」「やっぱりやめる」というのは子どもの特権

●「将来のための今」なんて無意味
・子ども時代は、大人時代の準備期間ではない
・乳児期は幼稚園に入るための準備、小学校は中学進学のための準備だけで終わってしまったら、その時期自体の価値はどこにあるのでしょうか

●砂場で遊ぶ
・どろんこをイヤがらない子は、多様なものを受け入れられる

●2才は2km、3才は3km歩ける
・年齢と同じkm数を散歩させる

●カウントダウンをする
・0=「何もない」ことを直感的にわからせる

●「大きい」「小さい」でセンスをみがく
・調理する前に、大根とにんじんの長さや重さを比べてみるなど、日常生活には教えるチャンスがいろいろある

青背魚(あじ、いわし、さんまなど)を食べる
・魚に含まれる脂(DHA)は脳の働きをよくする
・魚には良質なたんぱく質や、脳を活性化するタウリンも豊か

●親がイライラしない
・子育てで何かをする、しない選択より、ママがイライラ、カリカリしていない状況のほうが、子どもの人生に大きく影響する

●親は「負けるが勝ち」
・しなくていいガマンはさせないように先回りする
・①危険なことをした②人を傷つけるおそれがある③社会のルールに反して、人に迷惑をかけた
この3つ以外では、親は「負けるが勝ち」でいい
【叱る場面】
・箸を持ってウロウロする
・友だちに砂を投げつける
・電車内や駐車場で走り回る
・病院内で大きな声を出す  など
【叱らない(譲る)場面】
・段差に登ってジャンプしようとする
・洗濯中のTシャツを着たがって泣く
・疲れているのに「抱っこ」をせがむ  など

●親の失敗を見たことがある子は、失敗しても心が折れにくくなる

●大人がしゃべりすぎていませんか?
・感じたことを言葉に変えるとき、子どもには時間がいる
・集中しているときは話しかけない
・単語をふやすことを考えるよりも、「きれいだね」「おいしいね」と心を表現する言葉がおすすめ

●先回りしない
・子どもの体験を、親が言葉に変える
・大人がやれば10秒、子どもがやれば10分かかるかもしれないけれど、「ママがやろうか」という言葉はのみ込んで

●最後は親バカが勝つ
・わが子の可能性はどこまでも信じる

「今が1番かわいい」がつづく

甘ーい、辛ーい、美味しいねー、かわいいねー、かっこいいねー、きれーい、暑ーい、寒ーい、来ないねー、貸ーして、やーめて、まっくらー。
高ーい、大きい、硬ーい。
いろいろ伸ばして、がんばって発音する言葉がかわいくて仕方がない。
一緒、おいで、どうぞ、開けてー、もう一回、またーなんてのもかわいい。

お風呂で10まで数えちゃうんだよ。
アンパンマンの絵本の中で「ドキンちゃんどこ?」と聞いたら、なかなか見つからなくて、「わっかんないねー」と言ったり、
パパに内緒でココイチに行った日は、帰って来たパパに「ママ、ココイチ。ママ、カレー。」と律儀に報告し、スシローの看板を見つければ、「納豆!納豆!」と、こんな調子。
気づけば「パパ、ティッシュ、取って」なんて言い出したし、
どこ行きたい?と聞けば「遊園地」、何したい?には「しゃぼん玉」
姪っ子は?と聞けば、「○○ちゃんは幼稚園、行ってる」、パパは?「パパはお仕事です」
○○(娘の名前)は?「○○(自分の名前)はおうち、待ってる」なんて。
名称以外の言葉も話せるようなってからは、会話に近いおしゃべりができて、楽しい。うん、もう立派な会話だな。

私しか聞い取れない言葉、私とパパしか聞き取れない言葉、じぃじやばぁばまでは聞き取れる言葉、私の友だちにも聞き取れる言葉、誰にでも聞き取れる言葉。
それに誰にもまだ聞き取れないけど、確かに何かを伝えようと発している言葉、いろんな段階の言葉があって。
娘は毎日新しい言葉を拾い、発し、私は耳を澄ませて、想像し、会話を広げて行く。

このつたない会話を愛でるのも今だけだと思うと、おままごとそっちのけで話がしたいよ、私は。話したいこと、たくさんあるよ。言葉遣いの悪さを、日々反省しながらね。

 

 

姪っ子、甥っ子の力

朝、目が覚めた第一声に、誰かと会った時、初めての人に声をかけられた時の挨拶に、暗くした寝室の布団の上で、姪っ子甥っ子(娘にとってはいとこ)の名前を連呼する。
日に計算したら、あんなにすきだった「アンパンマン」を超えて、「ママ、パパ」をも抜きそうな、連呼数。
姪甥とは月に数回しか会えないから、もう会いたくて会いたくて、頭の中を占領されている片思い状態。だからね、父の敗北感たるや。笑

スマホを見つけては耳にあて、覚えたての「もっしっしー」のあとに、姪甥の名前を連呼。謎の宇宙語で擬似電話を楽しむ姿はなんともシュール。
あまりにしつこいので、先日姪甥の父である私の弟にテレビ電話してみたところ、まだ仕事中だったようで、弟ひとりの顔しか写らないスマホの画面にあからさまにがっかり、さっさと電話を置いて行ったよね。

プリキュア見つければ姪の名前、トーマスを指差して甥の名前、子どもは子どもがすきなんだなぁと改めて思わされる。姪と甥が居れば、私のことなんかすぐ忘れるし。

今まで、集団の中に連れて行くとしょぼんと隅へ行きたがる方だったから、児童館でも大人数が集まるような行事の日は避けてきたけど、近頃ぐっと成長した様子を見せてくれるので、試しに児童館の運動会やら町内の親子クラブ的な行事に参加してみたら、なんだか楽しそう。
最初こそモジモジしているんだけど、わーきゃー踊ったりかけっこしたり、子どもたちだけで、並んで絵本を読み聞かせしてもらう時は、やっぱり私のことなんか忘れていて。

みんなと仲良くしようねとは言わないけれど、みんなと遊ぶ楽しさも知っておいたらいいと思う。
それでも、ひとり遊びがすきなら、放っておけるように、 今度は私が一歩引く番か。
かく言う私も、集団行動がずっと苦手で今の今まで避けてきた方だから、まぁ気にすることもないのかな。ぼちぼちいこう。

話は変わるけど、友だちんちの子ども(学年いっしょになる子)のことは、すきな日も嫌やー!な日もあって、嫌やー!な日は繋ごうとした手を振り払ったり、ポケットに入れて繋げないようにしたり、天邪鬼なのか?拒否反応が激しくて、ちょっと笑ってしまう。

だけども、明らかに年上の3歳や5歳の子どもから受けるおもてなしはだいすきで、くんくん近寄って行って、繋いでもらおうと自ら手を伸ばしたり、ベタベタ触られてもニコニコしていて、末っ子キャラが定着してきた気がする。
甘え上手ではなかった長女の私としては、そのキャラはマジで美味しいぞ…と、心の中で応援しているのだった。